クルマは長く使用すると走りに不具合が起きます。変な音を発したりする原因について
クルマは長く使用すると走りに不具合が起きます。
クルマは、小さなネジといった部品まで含めるとおおよそ3万個の部品から出来ています。
そのどれか一つでも不具合が起きれば、振動が出たりクルマの走行や機能が損なわれることになります。
その中には、消耗品と呼ばれる部品があり、定期的に交換しなければまともに走らせえることが難しくなります。
そこで、走りに関する部品で、長く使用すると走行に支障が出る部品をご紹介します。
最近は、5年といわず7年や10年といったように、長く乗り続ける人が増えてきました。
当然、長く使っていれば走行距離も多くなり、足回りの部品が傷んできます。
最近はFF車や4WD車が多くなり、走行距離や長い年月が経つと、ドライブシャフトブーツが破れるトラブルが発生します。
このドライブシャフトブーツは、破れても最初のうちはほとんど操作性や異音などがない為、気が付きにくいことが多いでしょう。
しかし、そのまま走り続けるとハンドルを切った時に「ゴリゴリ」といった変な音を発し始めます。
足回りは、路面からの動きを吸収して上下にスムーズに動くようにボールジョイントが使われています。
そのままむき出しだと、ゴミや砂などによりキズが入ることから、ブーツが取り付けられています。
このブーツも経年劣化しやすい部分で、放っておくと中のグリスが全て外に飛びだし、錆ついて足回りが破損する恐れがあります。
そして、もう一点ブーツで切れやすい部分は、ステアリングのラックエンドブーツです。
この名前は、一般のドライバーには馴染みが薄いと思われますが、長く乗ると破損しやすいパーツの一つです。
このブーツが切れると最悪ハンドルが切れなくなるので注意が必要です。
このように、クルマの下回りには、意外に多くのゴムブーツが使用されています。
当然、すぐに切れないよう耐久性が高いゴムパーツを使用していますが、それでも長い年数や走行距離が増えると切れてしまうことが多くあります。
そのため、長く使用しているクルマの下回りは、車検だけでなく定期的に点検をしなければ思わぬトラブルが走行中に発生することになります。
車の変な音に気付いたら、すぐに点検することをおすすめします。